教科融合・連携
東京学芸大学附属高等学校の「教科融合・連携」
概要
本校では,「教科融合」は学習指導要領の枠組みを超えて新たな科目を創出する試み、「教科連携」は既存の枠内で教科間が協力することと捉えています。これらは、授業を単なる知識の習得に留めず、教科の枠を越えて論理的に試行錯誤する機会を生徒に提供します。これにより、課題を発見し,粘り強く問題を解決し、コミュニケーションを図るといった「生徒エージェンシー」を育む土台を作り、既存の教科と探究活動を連動させることを目指しています。
学校設定教科「SSH地球科学」
1年次必修の「SSH地球科学(必修4単位)」は、地理総合と地学基礎を融合させた学校設定科目です。1,2学期は地理と地学が教科連携的な授業運営をしています。地学的な現象への理解と地理的な人間生活との関連性を結びつけ、「深い理解(学習の転移)」を促します。また、YouTubeを活用した反転授業を導入することで、教室では議論や考察、パフォーマンス課題に時間を割く工夫がなされています。社会課題を「自分ごと」として捉え、探究活動へシームレスに接続する日々の授業づくりを目指しています。
東北スタディツアー
春休みに実施される有志対象のフィールドワークです。3学期のSSH地球科学の授業では「東日本大震災」や「災害伝承碑」のことを教科融合的に学びます。それを踏まえて、授業で学んだことと実社会での経験を結びつける場です。東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)や、東北の復興で様々な活躍をした方に協力を頂き、震災を知らない世代が震災のリアルを学びます。「SSH地球科学」はフィールドワークをカリキュラムの軸の一つと位置づけ、教科の本質を社会課題と関連させて理解する貴重な機会となっています。