本校の伝統

校章

本校の校章は、創立時の昭和29年、初代校長大塚三七雄が泰山木にその理想像を見いだし、その委嘱を受けて東京学芸大学の美術科教授大坪重周が図案化したものです。
創立当時、東京学芸大学竹早分校の正面玄関には泰山木の大樹がありました。泰山木は、北アメリカ原産のモクレン科に属する常緑高木で、幹の高さは20mに達します。花は6月ごろ咲き、大きさは径15㎝くらいで白く、芳香を放ちます。本校の校章は、この泰山木の花を図案化したもので、中央に「高」の字が配されています。

本校の教育方針はこの泰山木の花・幹・産地などを念頭において起草されており、PTA・後援会の名称も泰山会となっています。

校歌

作詞:土岐 善麿
作曲:平井 康三郎

山あり 正しく 空にそびえ
雲をしのぎて 永遠に新らし
富士よ あこがれの若き心の影よ
自由の天地 開くるところ
学び知りゆく 世界はひろし
ひとしく たえず 励むとき

花あり あふるる 白きひかり
ゆたかなるかな 葉かげ薫れり
われら よろこびを 友と語りて立てば
希望の前途 あかるくつづき
風もさわやか みどりの中を
こぞりて 常に 進むべし
ここに力と意気を集めて 学大附属高校あり

沿革

昭和29年4月設置(5月29日 開校式挙式)
<本部>世田谷区下馬町3の35
<竹早校舎>文京区竹早町8
<世田谷校舎>世田谷区深沢町2の41
大塚三七雄校長、東一夫副校長、専任教官8名
生徒数208(男女ほぼ同数;各校舎2学級)
昭和33年校旗・校歌制定
昭和35年下馬校舎設置(1学年4学級)
昭和36年竹早、世田谷校舎を廃止し、下馬校舎に統合
(大学の小金井移転にともない)
昭和39年創立10周年記念式を挙行
大学移転完了(各学年6学級、900名、専任教官32名)
昭和42年プール完成(各学年8学級、1200名、専任教官51名)
昭和49年創立20周年記念式を挙行
昭和50年タイ国留学生受け入れ開始(以降、毎年、数人が共に日本語で学習)
昭和51年海外在学経験者(定員15名)を特別枠で受け入れ開始
昭和53年大体育館竣工
昭和54年図書館開館
昭和56年別館竣工
昭和59年創立30周年記念式を挙行
昭和60年西館竣工
平成6年創立40周年記念式を挙行
平成7年マルチメディア学校教育利用実験開始
平成16年創立50周年記念式を挙行
平成26年創立60周年記念式を挙行