SSH特別授業
東京学芸大学附属高等学校の「SSH特別授業」
概要
SSH特別授業では,科学技術の新たな知見に触れたり,日常の理数系教科の授業では体験できない実験をしたり,あるテーマに興味・関心のある生徒が集まり,探究活動を継続的に進めたりします。このような場を活用して,生徒たちの主体性や理数系の現象に対する興味・関心,意欲を向上させることを目的としています。
1〜3年次の希望者を対象として,平日の放課後や土曜探究の日の午後(一部は日曜・祝日を含む)などを活用し,講義・講演会形式のもの,実験形式のもの,フィールドワークなど,様々な実施形態で行っています。また,外部の研究者・専門家を講師として招くなど,校外の様々な他者とつながることで生まれる学びを大切にしています。
無重力実験講座
「無重力実験講座」は,「10年後の宇宙生活を豊かにする」ことをテーマに,微小重力下でのさまざまな実験を行っている講座です。多くの企業などの協力を得ながら,学びの場として大きく発展してきました。また,工学的な視点も取り入れた取り組みとなっています。
生徒の主な活動は,自由落下を利用した微小重力実験に関する課題研究と,その成果の発信やアウトリーチ活動です。それぞれが探究テーマを持ち,互いに切磋琢磨しながら活動を進めています。探究テーマは,落下カプセルや落下実験装置の開発,衝撃吸収材の検討,水平管内の流体の振る舞い,毛細管現象の過渡解析,燃焼現象など多岐にわたります。高校生向けの研究発表会や,専門学会などでの成果発表も行っています。
また,無重力実験の認知度を高め,基礎実験への関心を広げるために,「無重力実験大会」も開催しています。このイベントでは,本校附属中学生から微小重力実験のアイデアを募集し,無重力実験講座の生徒とともに,オンラインで打ち合わせを重ねながら実験装置を開発します。そして,夏休み期間中に附属中学生が本校を訪れ,実際に落下実験を行います。落下実験に加え,講座の紹介や,無重力実験の魅力,これまでの研究の過程についての講演も,生徒自身が企画・運営しています。さらに,外部連携先の専門家による宇宙に関する講演会も,随時実施しています。
世田谷ワークショップ
「世田谷ワークショップ」では,世田谷区立教育総合センターの協力を得て,小学生を対象とした科学実験講座を企画・実施しています。大変人気の講座となり,年間5期10回のワークショップを実施しています。小学生と共に科学を楽しめるように,ワークショップで実施する実験を生徒自身が考え,生徒が中心となって企画・運営しています。今後も科学実験講座の運営を通してサイエンスコミュニケーションについて学びます。